淫妖蟲 穢 ~凌蝕桃源退魔録~◆TinkerBell
■ストーリー
ここ、退魔屋本舗黒猫支店(たいまやほんぽくろねこしてん)は相変わらずの有様だった。
世にはびこる妖(あや)しのもの――つまり妖魔の類――を祓うのが彼女、白鳥深琴(しらとりみこと)の仕事。
なんだけど……この事務所はなぜか、年がら年中お金とは縁がない。
「依頼が入ったニャーー!!! 四十九日ぶりのマトモな依頼だニャーー!!!!」
使い魔の夜の声がわびしい六畳間に響く。
黒猫支店恒例の「素敵な温泉宿でスノボ三昧」という武の言葉にまんまと騙され
すったもんだの末に、とある温泉宿から依頼を受けた。
今回の依頼は「村に春が来ない原因を探って欲しい」というもの。
双子の妹の白鳥武、親友の香山水依、幼馴染で腐れ縁の橘木ヤマト、
そして強力な仲間の九重鈴子と共に雪の降り積もる村へ向かう。
一行を迎えたのは意外にも綺麗な宿と、優しげに微笑みを浮かべたちょっとエッチな宿の主人だった。
エロ話に花を咲かせ意気投合するヤマトとエロジジイ。
しかし、お気楽なヤマトとはうらはらに村中には不可解な妖気があふれており……
深琴「よーし、行ってみるしかないみたいね! 行動あるのみよ!」
武「そうね、まずは周りの妖気がどうなっているのか、実際に見てみないことには……」
かつて鉱山町として栄えた集落に今、何が起こっているのか――
渦巻く雪夜叉の呪いが、今、黒猫支店に襲い来る……
ぽっかりあなる!
今作も容赦なく犯される展開が盛りだくさん。
令和になっても変わらないハードなエログロエロゲーの代表格!
シリーズが長いと過去作と比較したり好みに合わないこともしばしば。
ですが、個人的にはマンネリ化せず新しいことへの挑戦を感じます。
そんな最近のシリーズの中で、今作は古き良き淫妖蟲らしさが出ていました。
細かい好みの不一致などはありますが、総じて満足できた一作でした。
エログロの金字塔は健在どころかますます磨きがかかっているように感じます。
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